シングルシーターバギーという独特なジャンルに惹かれて手に入れたのが、タミヤのBBX(BB-01シャーシ)でした。実際に組み立てて走らせてみると、その足回りの動きの良さに何度も見惚れることになりました。
BBXの基本情報
BBXはアメリカで人気のシングルシーターレーシングバギーを忠実に再現したモデルで、BB-01シャーシを採用しています。ロールケージフレームとフラットバックロワーデッキを組み合わせた構成で、バッテリーを縦置き・モーターをリア搭載することで駆動輪側の重量配分を最適化しているのが特徴です。ギアボックスはシールドタイプでボールデフを標準装備、フロントは25度のキャンバー角を持つダブルウィッシュボーン、リアはアライメント調整可能なトレーリングアームを採用しています。ダンパーは前後ともアルミオイルダンパー(エア抜き機構付き)が標準装備というのも、このクラスの価格帯では贅沢な仕様です。
純正ダンパーの精度に驚いた
組み立てて最初に走らせたとき、まず目を奪われたのが足回りの動きです。純正のアルミオイルダンパーの精度が高く、サスペンションがしなやかに動く様子を見ているだけで嬉しくなるレベルでした。段差を乗り越える瞬間や着地の動きが滑らかで、「これが標準装備なのか」と驚いた記憶があります。
純正タイヤの評価も高い
BBXは純正装着タイヤの性能も高く評価されています。グリップ力とクッション性のバランスが良く、実際に他のオーナーの間でも「BBXのタイヤを他のシャーシに流用する」という使い方が広まっているほどです。Amazonでもタイヤ単体で販売されているため、パーツ入手のしやすさも魅力のひとつです。筆者自身も手持ちのオフロードシャーシの多くにこのタイヤを使うようになりました。
設計面で見るBBXの特徴
BBXの大きな特徴のひとつが、バッテリーを縦置き・モーターをリアに搭載したレイアウトです。これにより駆動輪側(リア)に重量が集まり、加速時のトラクションが安定しやすくなっています。ロールケージフレームとフラットバックロワーデッキの組み合わせも、シングルシーターバギー特有の見た目のかっこよさと剛性感を両立させるための設計です。フロントのダブルウィッシュボーンは25度というやや強めのキャンバー角が設定されており、コーナリング時の接地感を高める狙いがあると考えられます。
組み立てで気をつけたいポイント
BBXは純正でボールデフ仕様のため、組み立てにはちょっとしたコツが必要です。初めてボールデフを組む方は、購入前にYouTubeでボールデフの組み立て方の動画を確認しておくと失敗が少なくなります。ボールとリング、プレッシャープレートの組み付け具合でデフの効きが大きく変わるため、規定トルクを守りながら丁寧に組むことが大切です。また、ロープロファイルサーボ仕様の可能性がある点も、購入前にサーボのサイズをよく確認しておくことをおすすめします。標準的な高さのサーボだとボディやシャーシに干渉する場合があるためです。
手放した理由
正直に言うと、BBXは性能に不満があって手放したわけではありません。他の売却車と同じく、単純にオフロードコースが近くに少なかったことが理由です。ロールケージフレームの独特な見た目も含めて、パーツ単体(特にタイヤとダンパー)の完成度は今でも高く評価しています。売却はしましたが、もし近所に手頃なオフロードコースがあれば今も手元に残していたと思う1台です。
こんな人におすすめ
- シングルシーターバギーという独特なジャンルに興味がある方
- 純正のままでも高い足回り性能を体感したい方
- オフロードコースが近くにあり、走らせる環境が整っている方
- ボールデフの組み立てに抵抗がない、または動画で予習できる方
- ロールケージフレームの見た目のかっこよさに惹かれる方
まとめ
BBXは、純正パーツの完成度の高さを実感させてくれた1台でした。特にダンパーとタイヤの質は価格以上のものがあり、オフロードコースが近くにある方にはぜひ体感してほしいシャーシです。
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